こども家庭庁:子どもの誤嚥事故防止。節分の豆まきは個包装されたものを使用し、後片付けを怠らない
節分の季節がきました。教育・保育施設等でも豆まきの行事を実施するところが多いことでしょう。ところで、豆まきでまいた炒り豆を子どもが食べて誤嚥する事故があります。こうした事故を念頭に、こども家庭庁は文科省・消費者庁と共同で、2026年1月26日、関係自治体に対し、「教育・保育施設等における食品等の誤嚥による窒息事故の防止について」を通知して、食品の誤嚥事故防止の注意喚起を行いました(通知は≪コチラ≫です。)。
通知は、次のように特記しています。「特にこれからの時期は、多くの教育・保育施設等において、節分行事が実施されると考えられますが、過去には、節分行事中に炒り大豆を誤嚥したことによって窒息したと考えられる死亡事故が発生していますので、実施の際は安全への十分な配慮をお願いします。」節分の豆まきでは、豆そのものをまくのではなく、個包装されたものを使用するように工夫するとともに、後片付けを徹底して行い、子どもが拾って口に入れないようにすることが肝要です。
消費者庁は、硬い豆やナッツ類による誤嚥事故を防ぐために、次のような注意をしています(資料は≪コチラ≫です。)。厚労省の人口動態調査によると、2014年~2019年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、14歳以下の子どもが80名死亡していました。そのうち5歳以下が73名で9割を占めていました。特に注意が必要なのは、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもが豆やナッツ類を食べると、のどや気管に詰まらせて窒息してしまったり、肺炎を起こしたりするリスクがあることです。窒息・誤嚥事故防止のため、以下のことに注意しましょう。(1)豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。(2)ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。(3)食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。(4)節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
