警察庁:闇バイトからの保護は約1年間で544件。10代~30代の子ども若者が8割超え

SNSなどで強盗や特殊詐欺などの犯罪実行役を募集する「闇バイト」が大きな社会問題となっています。警察庁は2026年1月6日までに、闇バイトに応募した人を保護した件数が、2025年11月末時点で合計544件にのぼったことを明らかにしました。

警察庁は、2024年10月、闇バイトの応募者らから相談を受けたときに、本人や家族の一時避難や周辺のパトロール強化などの保護措置を適切に行うよう都道府県警察に通達し、啓発動画を公開するなどして対応を進めていました(警察庁のHPは≪コチラ≫です。)。その後、警察は昨年11月末までの約1年間で、本人や保護者の要請を受けて全国で計544件の保護を行いました。この544件の中で闇バイトに応募した人の年代は、20代が45.2%で最も多く、10代(24.8%)、30代(13.6%)と続きました。子どもや若者が圧倒的多数でした。

闇バイトに応じた人は、最初の段階で、犯罪グループの求めに応じて犯罪グループ側に個人情報を渡してしまうケースがほとんどです。その結果、犯罪グループ側に握られた個人情報を悪用されて脅かされ強盗や特殊詐欺をやるように追い詰められてしまいます。しかし、警察庁は、警察が保護した後に、応募者本人や家族が危害を加えられた事例は把握していないとしています。警察庁は、「脅されても加担せず、迷わず警察に相談してほしい」と呼びかけています。

応募経緯で最多となったのは「知人の紹介」が30.7%でした。「X(旧ツイッター)」が23.2%、「その他のSNS」が21.9%で、SNS経由による募集が多数にのぼりました。警察は募集投稿の削除を要請するとともに、公式Xなどで警戒を呼びかけています。

闇バイトで持ちかけられた犯罪は、銀行口座や携帯の売買が132件、特殊詐欺関係が124件、窃盗・強盗が17件などでした。特殊詐欺の電話をする「かけ子」は、大半がカンボジアなど海外への渡航を求められていたそうです。