長野県教育委員会:県内の公立小中の児童生徒14万1818人のうち、発達障害の子どもは1万1356人(8.01%)

長野県教育委員会は、2025年8月31日時点における長野県内の公立小中高校に通う発達障害の子どもを調べた「令和7年度 発達障がいに関する実態調査の結果について」を公表しました。調査方法に「医師の診断や臨床心理士、児童相談所等の専門機関の判定を受けている児童生徒数を調査」とあります。ですから、ここに挙げられた人数は、教師の主観によるものではなく、医師ら専門職によって診断・判定を受けた子どもとなります(公表文書は≪コチラ≫、前年の記事は≪コチラ≫です。)。

【小学校】長野県内の小学生は9万2509人です。そのうち発達障害と診断・判定された子どもは7230人で(7.82%)、前年の6789人から441人の増となっています。内訳は、LD(学習障害)が266人、ADHD(注意欠陥多動性障害)が894人、ASD(自閉症スペクトラム障害)が3311人、その他(複数の発達障がい・ODD)が2759人となっています。7230人のうち、通常学級在籍は2603人(36.0%)、特別支援学級在籍は4627人(64.0%)でした。

【中学校】長野県内の中学生は4万9309人です。そのうち発達障害と診断・判定された子どもは4126人で(8.37%)、前年の3997人から129人の増となっています。内訳は、LDが305人、ADHDが660人、ASDが1767人、その他が1394人となっています。4126人のうち、通常学級在籍は1571人(38.1%)、特別支援学級在籍は2555人(61.9%)でした。小中学生を合わせると、県内の公立小中の児童生徒14万1818人のうち、発達障害の子どもは1万1356人となります(8.01%)。

【高校】長野県内の高校生は、全日制・定時制・通信制を合わせて4万0265人です。そのうち発達障害と診断・判定された子どもは2361人で(5.86%)、前年の2194人から167人の増となっています。内訳は、LDが157人、ADHDが435人、ASDが638人、その他が1131人となっています。

【主な取組】県教委は、通常の学級で学びながら一部の授業は別室で指導を受ける「通級指導教室」の増設による学びの場の整備や、認知や発達の特性に応じた学びの充実実証事業による実証研究とその成果の活用など、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援の充実を図るとしています。他には、教職員の支援力の向上、校内支援体制の充実、関係者との連携を挙げています。