スポーツ庁:全国体力テスト。小中の男女とも前年度よりやや向上

スポーツ庁は、全国的な子どもの体力を把握する目的で、2008年から原則として毎年、全国体力テスト(正式名は、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」)を行ってきました。調査の対象は、全国の小学5年生と中学2年生の全員です。調査項目には、実技調査(50メートル走、上体起こし、前屈、ボール投げなど8種目)と運動習慣・生活習慣に関する質問調査があります。スポーツ庁は、全国の小5と中2の約182万人を対象にして2025年度調査を4~7月に実施し、12月22日、その結果を公表しました(結果の概要は≪コチラ≫です。)。

【体力合計点】1つの実技種目の満点を10点として、8種目合計80点満点で合計点を算出しました。各種目の合計点の平均は、小5男子で53.0点、小5女子で54.0点、中2男子で42.1点、中2女子で47.5点と、いずれの点数も前年度からやや向上しました。ただし、中2男子を除いて、コロナ禍前の水準には回復していないということです。

【体力合計点と子どもの状況の分析】体力合計点と子どもの状況の関係について、報告書は次の諸点を挙げています。●「運動時間が長い」児童生徒ほど、体力合計点が高くなる傾向にある。●「運動は好き」と回答した児童生徒は、それ以外の児童生徒と比べ体力合計点が高い。●「運動やスポーツへの様々な関わり方に興味や関心がある」児童生徒は、それ以外の児童生徒と比べ体力合計点が高い。●保健の授業で学習した「運動、食事、休養及び睡眠に気を付けた生活を送れている」児童生徒ほど、体力合計点が高い。●「運動やスポーツが好き」な児童生徒は「1週間の運動時間」が長くなる傾向にある。●「運動やスポーツが好き」な児童生徒は「体育・保健体育の授業が楽しい」と回答した割合が高い。

【生活習慣・運動習慣】朝食を「毎日食べる」割合は、小5男子で82.5%、小5女子で80.4%、中2男子で82.0%、中2女子で74.6%と、小中男女ともに直近3年では増加傾向でした。逆に、朝食を「食べない」割合は、中2男子で2.0%、中2女子で1.9%ありました。また、学習以外の平日のスクリーンタイム(テレビ、スマホ、ゲーム機器などの画面を視聴すること)が「3時間以上」の割合は、小5男子で42.5%、小5女子で37.2%、中2男子で50.0%、中2女子で49.3%と、小中男女とも増加傾向でした。また、体育の授業を除き、1週間の総運動時間が420分以上の割合は小中男女ともに減少傾向にあり、1週間の総運動時間が60分未満の割合は小中男女ともに増加傾向にありました。