生命保険会社:自転車利用者のうち、自転車保険の加入率は66.2%でした

日本生命保険相互会社は、2025年3月25日~7月27日にかけて、Webアンケートで全国の112万5342人(男性52万9208人、女性59万6134人)を対象にして、多くの子どもたちが日ごろから利用している自転車を中心とした「交通安全に関するアンケート」を実施しました。2025年10月31日、その結果を公表しました(結果は≪コチラ≫です。)。

自転車利用者の中で自転車保険に加入している人の割合を調べました。全体の加入率は66.2%で、前年の66.8%からは微減でした。自転車利者の3人のうちほぼ2人が自転車保険に加入していました。年齢別で加入率が高かった年代は10歳代以下と30歳代~50歳代で、逆に低かったのは20歳代と60歳代以上の年代でした。世帯別にみると、「こどもあり」の世帯の加入率は74.5%で、その他の世帯の60.9%、単身世帯の57.1%よりも高い結果でした。なお、2年連続でアンケートに回答した人が9.4万人いました。前年に「未加入」だった2.7万人のうち、約5人に2人の1.1万人が「未加入」から「加入」へ変化していました。

未加入者に加入しない理由を尋ねました。「必要性を感じない」が65.1%で最も多く、次いで「きっかけがなかった」が24.5%、「努力義務化を知らなかった」が4.1%で続きました。「努力義務化を知らなかった」は対前年比で10.3ポイントも低下しました。年齢別でみると、年代が上がるにつれて「必要性を感じない」の割合が増加していました。

「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」の厳罰化を知っているかを尋ねました。全体の約2割が「よく知らない」「全く知らない」と回答しました。年齢別でみると、10代以下の認知度が低く、年代が上がるについて認知度が高くなっていました。厳罰化をどこで知ったのかを尋ねました。「ニュース番組」で知ったと回答した人が約7割で最多でした。年齢別でみると、10代以下は「学校」、20代以下は「SNS」の割合が高くなっていました。

交通安全に必要な取組は何かを尋ねました。「交通安全意識の啓発や交通ルールの教育」の割合が51.1%で最も多く、次いで「道路環境の整備」が15.9%、「取り締まり・罰則の強化」が15.5%と続きました。