民間研究所:1日平均スマホ利用時間は昨年より増え、小学生高学年78分・中学生145分
NTTドコモ・モバイル社会研究所は、2024年11月、全国の小中学生1300人とその親を対象にして、「親と子に関する調査」を行いました。その中で、スマホの利用時間を質問しました。同研究所は、2025年10月23日、その結果を公表しました(公表文書は≪コチラ≫です。)。
調査では、小中学生の学年別に「勉強目的」と「勉強以外」に分けて1日平均のスマホの利用時間を尋ねました。422人から回答のあった小学生低学年(1~3年生)は38分でした(勉強4分+勉強以外34分)。438人から回答のあった小学生高学年(4~6年生)は78分でした(勉強8分+勉強以外70分)。440人から回答があった中学生は145分で(勉強20分+勉強以外125分)、2時間を超えていました
次に、比較可能な関東地域の小中学生を対象に、2022年から2024年にかけてのスマホの利用時間(勉強目的・勉強以外を含む)を比較しました。全学年で2024年の平均利用時間は、前年を上回る結果となりました。特に、小学生高学年の伸びが顕著で、前年より26分増加していました。
最後に、子どもが子ども専用のスマホを所有しているかどうかによって、利用時間にどのような差があるかを分析しました。小学生低学年でスマホを所有している場合、1日あたりの平均利用時間は1時間半を超えました。小学生高学年では2時間を超えています。一方で、中学生でスマホを所有していない子どもでも、平均利用時間は1時間を超えていました。この背景には、家庭内で保護者などが所有するスマホを共有して親子で利用している可能性があると考えられます。
