生命保険会社:「親と本音で話せている」は、中学生58.0%、高校生61.8%

ソニー生命保険株式会社は、今回で6回目となる「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施しました。調査は、2025年6月6日~16日、全国の中高生にインターネットで行い、1000名(中学生200名、高校生800名)から有効回答を得ました。同社は、2025年7月31日、その集計結果を公表しました(結果は≪コチラ≫です。)。

10年後の自分自身について、明るい見通しを持っているか、不安を抱いているか尋ねました。中学生では、「明るい」61.0%、「不安」39.0%でした。高校生では、「明るい」54.0%、「不安」46.0%でした。2024年調査と比較すると、「明るい」と回答した人の割合は、中学生では1.5ポイント下降、高校生では3.1ポイント下降しました。

10年後の日本や世界について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか尋ねました。中学生の意識として、「10年後の日本が不安」は73%、「10年後の世界が不安」は67%でした。高校生の意識として「10年後の日本が不安」は77%、「10年後の世界が不安」は72%でした。2024年調査からともに5ポイント以上上昇しました。分析者は、「日本国内では、米の価格高騰をはじめとした物価上昇に加え、地震や豪雨といった自然災害など、国際社会では、ロシア・ウクライナ間の戦争、イラン・イスラエル間の対立の激化などを受けて、未来を危惧している中高生は多いのではないでしょうか。」とコメントしています。

将来なりたい職業を聞きました。男子中学生が将来なりたい職業は、「公務員」が調査開始以来初の1位になりました。女子中学生が将来なりたい職業は、1位「芸能人」2位「公務員」3位「会社員」「絵を描く職業」となりました。高校生が将来なりたい職業は、男女ともに1位は「公務員」でした。

生きがいについて尋ねました。男子中学生は、1位は「ゲーム」(50.0%)、2位は「友人との交流」(43.0%)、3位は「音楽」(38.0%)となり、半数がゲームを生きがいと感じていました。女子中学生は、1位「推し活」(62.0%)、2位「音楽」(60.0%)、3位「友人との交流」(56.0%)となりました。男子高校生は、1位「ゲーム」(39.0%)、2位「音楽」(37.8%)、3位「友人との交流」(31.3%)でした。女子高校生は、1位「推し活」「音楽」(いずれも52.8%)、3位は「睡眠」(41.5%)となりました。

親との関係を尋ねました。親と本音で話せているか聞いたところ、中学生では「話せている」が58.0%、「話せていない」が42.0%となりました。高校生では「話せている」が61.8%、「話せていない」が38.3%でした。中学生、高校生ともに半数以上が本音で話せる親子関係を築けているようです。