こども家庭庁:東京都内の放課後児童クラブでのプール死亡事案について注意喚起
こども家庭庁は、2025年7月31日、関係自治体の放課後児童健全育成事業の担当部局宛に、注意喚起の通知を発しました。通知の標題は、「事件・事故情報の共有・注意喚起について(放課後児童クラブのプール遊びにおける死亡事案の発生について)」です(通知は≪コチラ≫です。)。
事案は、2025年7月28日午前10時半頃、東京都小金井市の放課後児童クラブのプール活動で発生しました。放課後児童クラブの活動中、スポーツクラブの室内プールで6歳の子ども1名が意識不明の重体で発見され、病院へ搬送されたものの死亡が確認された痛ましい事故でした。
通知では、「放課後児童クラブにおいては、令和5年度にもプールにおいて死亡事故が発生しており、累次にわたり実施上の留意点等を周知してきたところですが、再発を防ぐため、改めて以下の留意事項を踏まえ、各放課後児童クラブの安全対策を確認することや、監視体制等が整わない場合は必要に応じて活動を中止する等の対応についてよろしくお取り計らい願います。」と記しています。
留意事項では、3点を挙げています。そのまま引用します。「①令和7年7月2日付事務連絡『放課後児童クラブにおける夏季休暇中の安全管理の徹底について』を踏まえ、各市区町村において定める条例に基づき、適宜『放課後児童クラブ運営指針』(令和7年1月22 日付こ成環第16号こども家庭庁成育局長通知)を参照の上、事故やケガの防止等、児童の安全対策の徹底に対応すること。②児童の安全を守るため、『放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準』(平成26年厚生労働省令第63号)において、基準に基づいた安全計画や付随するマニュアル等の策定、適宜見直しを行うことについて周知していることから、その策定状況等を把握すること。③特に、プール活動や水遊びについては、『教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びの事故防止及び熱中症事故の防止について』(令和7年6月3日付こども家庭庁、文部科学省、消費者庁事務連絡)を踏まえ、監視体制や職員研修、児童への安全指導、緊急事態への対応といったマニュアル等の作成を行い、全職員に周知し、理解させること。」(関連記事は≪コチラ≫≪コチラ≫です。)。