文科省は、2025年度の全国学力テストの正答率の全国平均を公表しました
文科省は、2025年7月14日、今年度の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の集計結果のうち、正答率の全国平均を公表するとともに、結果を各学校に返却しました。全国学力テストは、小学6年と中学3年の約187万人を対象として、2025年4月14~17日に実施されました。結果は学校から児童生徒に知らされます(文科省のHPは≪コチラ≫、関連記事は≪コチラ≫です。)。調査には、学力調査とともに、生活習慣や学校環境に関する調査の2つがあります。
【学力調査】国語、算数・数学、理科の3教科で行われました。教科ごとの平均正答率は、小学校の国語が67.0%、算数が58.2%、理科が57.3%、中学校の国語が54.6%、数学が48.8%でした。出題内容や難易度は毎年異なるため単純な比較はできませんが、いずれも前回の結果を下回りました。また、今回初めてオンライン形式で行われた中学の理科は平均が505点でした。
【生活習慣や学校環境に関する調査】この調査は、児童生徒と学校への各質問票に回答してもらうことによって行います。児童生徒には、学習意欲や学習方法、学習環境、生活ぶり等に関する質問票に回答してもらいます。学校には、指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備状況に関する質問票に答えてもらいます(前年の記事は≪コチラ≫です。)。
今後の公表予定のスケジュールです。7月31日には、全国データに基づく分析結果が公表されます。今年の秋頃を目途として、都道府県・指定都市別データに基づく分析結果が公表されます。