当会の活動を閉じることのお知らせとお詫び。HPによる情報発信は引き続き継続させていただきます

当会は、この地域から児童虐待をなくすには官民が協同してこの問題に取り組むことが重要との思いから、2005年3月6日、福祉・医療・教育・司法などの多分野の職種が集まって出発しました。創立以来、会員を中心に、児童相談所や自治体、多くの団体、市民と連携しながら、講演会や勉強会、映画会、親子ディキャンプ、母親支援のMCGプログラム、オレンジリボン活動、要保護児童対策地域協議会への出席等の活動を毎年継続して実施してきました。また、2013年12月13・14日には、会員や諸団体と共同し、まつもと市民芸術館と信州大学を会場として「JaSPCAN日本子ども虐待防止学会・第19回学術集会信州大会」を開催し、全国から2000名を超える関係者が集い、どうすれば虐待死を減らすことができるかなどを議論して大きな成功を収めることができました。

ところで、当会の活動を新たに担ってくださる若い人材に恵まれないなかで、運営委員の年齢の上昇により運営は難渋し、存続に困難を来たすようになってきました。こうした状況から、運営委員会は、当会の活動を閉じる旨の提案を2025年度の総会で提出することが相当との結論に達しました。そして、去る6月14日開催の定時総会に提案して審議に付したところ、HPによる情報発信・専門職研修会(2026年2月予定)・JaSPCAN参加・「長野県子どもを虐待から守る民間ネットワーク」会議(2025年夏~秋予定)を除き、当会の活動を閉じることが参加の会員の総意で承認されました。会計残高は、HPの管理に必要な数年分の費用を残して中信地域の関連団体(あさひ学園、松本乳児院、松本児童園)に分配して寄付することも承認されました。児童虐待をなくすという目標からすると志半ばですが、参加の会員からは一定の役割を果たしてきたとのご意見が寄せられました。

これまで当会にお寄せいただいたご支援、ご協力に心から感謝するとともに、上述の経緯により、会としての諸行事を行うことができなくなりましたことをお詫びし、ご了承願いたく存じます。なお、当会の活動はこれにて閉じることとなりますが、運営委員各人は個人の立場で引き続き児童虐待の根絶のために微力を尽くすつもりでおりますので、よろしくお願いいたします。