こども家庭庁は、2023年度の乳幼児健診未受診者・未就園児・不就学児の確認調査の結果を公表しました

こども家庭庁は、2024年9月12日、2023年6月1日時点における乳幼児健診未受診者・未就園児・不就学児の状況確認調査の結果を公表しました(詳細版は≪コチラ≫、概要版は≪コチラ≫です。)。

こども家庭庁(同庁発足前は、厚労省)は、このような調査を2019年度以降、毎年定期的に実施しています。こうした調査が行われる理由は何でしょうか?それは、虐待リスクの高い子どもを早期に発見し、支援につなげられるようにするための方策のひとつとして、乳幼児健診未受診・未就園・不就学の子どもに関する安全確認を毎年定期的に実施することが必要かつ有効であると考えられたことによります。今回の調査の対象となる子どもは以下のとおりでした。

(出典 「概要版」1ページ)

調査の結果は次のとおりでした。2023年6月1日時点の確認対象児童2万5745人のうち、状況確認ができた児童は2万5742人でした(99.99%)。状況確認ができていない児童は3人でした(0.01%)。状況確認ができた児童2万5742人のうち、「虐待又は虐待の疑いに関する情報あり」とされた児童は206人(0.80%)で、全て市区町村や児相の支援を実施していました。状況確認ができていない児童3人については、全て調査を継続中です。

長野県内の状況も公表されました。長野県内における2023年6月1日時点の確認対象児童は187人でした。その全員について状況確認ができました。その結果、長野県内には状況確認ができていない児童はいないという結論です。