厚労省公表:子どもの貧困等の統計。2021年の子どもの貧困率は・・・
厚生労働省は、2023年7月4日、国民生活基礎調査の結果を発表しました(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/03.pdf)この調査は、保健・医療・福祉・年金・所得等を調査するために毎年行われ、今回はサンプル数や調査項目を増やした3年に一度の大規模調査でした。
「貧困率の状況」という項目があります。それによりますと、2021年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は127万円で、その貧困線に満たない世帯員の割合(相対的貧困率)は15.4%でした。2018年に比べると0.3ポイント下がりました。
2021年の18歳未満の子どもの貧困率は11.5%でした。2021年に比べると2.5ポイント改善されましたが、依然として多くの子どもが貧困状態にあることがわかります。さらに、ひとり親世帯の子どもの貧困率は44.5%と際立って高くなっています。