警察庁分析:交通事故の死傷者、歩行中は7歳、自転車乗用中は16歳が最多。4~6月は事故増加傾向

春は新入生の季節で、交通事故が増加するといわれています。2025年春の全国交通安全運動は、4月6日(日)~15日(火)までの10日間実施されます。警察庁は、春の全国交通安全運動を実施するにあたり、2020年~2024年の5年間の子どもの交通事故(死亡・重傷の事故)による被害の傾向を分析し、その結果を2025年3月27日公表しました(分析は≪コチラ≫です。)。

【状態別年齢別死傷者数】5年間の歩行中・自転車乗用中の交通事故死傷者数を年齢別に調査しました。歩行中の事故では、7歳が3436人で最多でした。自転車乗用中の事故では、16歳が1万7141人で最多でした。特に16歳が自転車に乗っていて大きな交通事故にあうのは、他の年齢層に比べて顕著でした。

【幼児・児童の歩行中の事故】幼児・児童の歩行中の事故を月別にみると、幼児に大きな差はありませんが、児童の歩行中の事故は4月から6月にかけて増加する傾向がみられました。歩行中の事故を通行目的別にみると、幼児は遊戯中、児童は下校中が最多でした。法令違反別にみると、児童・幼児とも飛出しが3割を超えて最多でした。

【児童・生徒の自転車事故】児童・生徒の自転車事故は、年初から6月にかけて増加する傾向がありました。自転車事故を通行目的別にみると、小学生は訪問中、中学生・高校生は登校中が最多でした。自転車事故で死亡した子どもの約5割は頭部に致命傷を負っていました。

【チャイルドシート・シートベルト】チャイルドシート不使用時の致死率は、使用時の約3.5倍でした。シートベルト非着用時の致死率は、着用時の約15.0倍でした。

警察庁は、7歳の子どもについては、まだ交通安全に関する知識や経験が十分でないなか、小学校入学後注意力が落ちてきた時に事故に遭いやすいのではないかとみています。また、16歳は高校入学で自転車通学が始まったり行動範囲が広がったりし、慣れてきたころに事故に遭いやすくなるのではないかとみています。新年度が始まる4月から6月にかけての時期は格段の注意を払って交通事故を防ぐことが重要です。