警察庁公表:SNSがきっかけの犯罪被害の小学生、2024年は136人
警察庁は、2025年3月13日、「令和6年における少年非行及び子供の性被害の状況」という統計を公表しました。ここには、2015年~2024年の10年間の統計が掲載されています(統計は≪コチラ≫、前年の記事は≪コチラ≫です。)。
18歳未満の子どもが被害者となった性犯罪の2024年における検挙件数は、全国で4850件にのぼり、過去10年間では最多となりました。そのうち、不同意性交罪は1461件、不同意わいせつ罪は2137件で、いずれも過去10年間で最多でした。その要因の一つに、2023年7月13日から強制性交罪が不同意性交罪に改められ、犯罪の成立範囲が拡大したことがあります。しかし、大勢の子どもが性被害を受けている事実に変わりはありません。
SNSがきっかけで犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは前年比179人減の1486人でした。巻き込まれた犯罪としては性犯罪が圧倒的多数で、1328件を占めました。次いで多かったのは略取誘拐罪の66件でした。殺人罪の被害も1件ありました。1486人のうち小学生は136人にのぼりました。前年より3人減とはいえ、SNSがきっかけで大勢の小学生が犯罪に巻き込まれています。スマホ利用の低年齢化により、2015年の35人から3倍以上に増えています。
犯罪に巻き込まれた1486人の子どもが加害者と知り合うきっかけとなった最初の投稿は、72.1%が子ども側からでした。ただし、子どもの投稿の半数以上は、プロフィール、趣味・嗜好、日常生活、友達募集、ゲーム、悩み相談などでした。これらは、犯罪とは直接関係がありません。犯罪とは無関係の目的でSNSに投稿したところ、それが犯罪被害に結びついた実態があります。
家庭や学校で、SNSで見知らぬ他人とやりとりすることの危険性を丁寧に教えることが重要です。また、氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、顔写真、両親・きょうだいの氏名・職業・勤め先、学生証の画像などの個人情報をSNSに流すことがとても危険であることも教えてあげましょう。