民間研究機関:早く大人になりたい小中学生は54.9%

公益財団法人博報堂教育財団のこども研究所は、全国の小4~中3の男女各600人(計1200人)を対象に、子どもたちが持つ「おとな」のイメージや将来なりたい「おとな」像について調査を実施しました。調査は2025年10月26日インターネットで実施され、その結果が2026年1月6日公表されました(公表結果は≪コチラ≫です。)。

早く「おとな」になりたいかを聞きました。そう思うと答えた小中学生は54.9%でした。その理由を自由回答で聞くと、「お金をかせぎたい」「好きなだけ欲しいものを買いたい」「一人暮らしをしたい」などが多数でした。そう思わない理由は、「大変そう」「いつも疲れているようだから」のほか、「今が楽しいから」と現状に満足している様子や「まだまだ甘えたい」などの回答もありました。

「おとな」になったらやってみたいことはあるかを聞きました。「自由にスマホを使う」が最多の59.8%、次いで「好きなものをぜんぶ買う」が49.4%、「夜ふかしをする」が44.0%、「車やバイクを運転する」が40.6%、「好きなだけゲームをする」が38.6%、「好きなだけ動画をみる」が36.6%、「ひとりぐらしをする」が34.6%などでした。

どのような「おとな」になりたいかを聞きました。「お金をたくさんかせいでいる」が57.2%で最多でした。次いで「家族を大事にする」が49.7%、「趣味を楽しんでいる」が48.2%と続きました。「おとな」と聞いて何を思いうかべるか、を自由回答で聞きました(回答者939人)。「働いている」「会社に行く」といった仕事に関することが220件ほど。また「お金をかせいでいる」「お金をもっている」という「お金」に関することが80件ほどと、「仕事」と「お金」をあわせ約300件となりました。約3分の1の子どもにとって「おとな」とは「仕事をし、お金をかせぐ人」というイメージがあるようだ、としています。

「尊敬するおとながいるか」を質問しました。71.3%が「いる」と回答しました。その存在の多くは「お母さん」 「お父さん」をはじめとする家族でした。次いで「先生」でした。家族や先生など身近な「おとな」は頼もしい存在であり、日ごろ自分のサポートをしてくれる姿に感謝をしている声が聞こえてきた、としています。

成人年齢を18才と回答したのは全体の57.2%にとどまりました。20才と思っているのは、小学生・中学生ともに3割程度でした。「成人になったらできるようになること」については、「選挙で投票すること」が66.9%と最多で、他には、「自動車免許をとること」が64.7%、「結婚をすること」が58.9%といずれも6割ほどの認知がありました。逆に認知率が低かったのは「国家資格をとること」が14.8%、「ローンを組むこと」が14.5%でした。