民間会社:「丙午」の迷信は低まる。しかし、異次元の少子化対策の掛け声にもかかわらず少子化に歯止めかからず
株式会社ベビーカレンダー(本社は東京都渋谷区)は、妊娠出産育児の情報を提供するWebサイトの運営会社です。同社は、妊娠中・育児中の母親935人を対象に「丙午(ひのえうま)と妊娠・出産に関するアンケート」を実施し、2025年12月24日、結果を公表しました(ニュースリリースは≪コチラ≫です。)。
厚労省は、2025年12月23日、同年10月分の人口動態統計速報を公表しました。速報値を基に計算すると、2025年の出生数は66万7542人程度となり、前年比約2.7%の減少となる見通しです。政府の異次元の少子化対策の掛け声にもかかわらず出生数は2年連続で70万人を割り、過去最少を更新する見込みです。ところで、2026年は「丙午」の年に当たります。前回の丙午は1966年で「この年に生まれた女性は気性が激しい」などの迷信が広がり、出生数が前年比で約25%減少しました。同社は、現代の子育て世代が「丙午」をどう捉えているか調べました。
2026年が「丙午」であることや迷信について知っているか聞きました。「よく知っている」31.2%、「なんとなく聞いたことはある」49.0%を合わせると、約8割が認知していました。そのうえで、「丙午生まれの女性」に対するイメージや迷信への認識について調査しました(複数回答)。「ただの迷信なので、気にする必要はない」が44.7%で最多、「特にイメージはない」が39.4%で2番目に多くなりました。
具体的なイメージを聞くと、「芯が強く、自立したしっかり者(30.2%)」「エネルギッシュで、リーダーシップがある(25.6%)」「強運で、才能豊かな個性派(10.2%)」のようなポジティブイメージが上位を占めました。一方、ネガティブイメージでは、「気性が激しくて怖い(20.4%)」「縁起が悪く、苦労しそう(6.4%)」となりました。ポジティブなイメージがネガティブなイメージを大きく上回っている点が特徴的としています。
2026年の丙午の出産について自身の考えを尋ねた質問では、「迷信は気にせず、自分たちの計画やタイミングを優先したい」と回答した人が76.2%で最多でした。「メリットも考えられるので、あえて選びたい」は5.2%で、両者をあわせると、約8割が丙午を理由に出産を避けない判断をしていました。妊娠・出産を考える世代の多くは迷信に左右されず、自分たちの生活設計を重視して判断している、としています。
丙午の迷信について、家族や周囲の人から「2026年の出産は避けたほうがいい」「女の子だと大変」といった言葉をかけられた経験があるか尋ねると、12.4%が「ある」と回答しました。実際に言葉をかけてきた相手は、「実母」49.1%、「祖父母」23.3%、「親戚」16.4%などでした。丙午に対するネガティブなイメージは、子育て世代よりも上の世代に残っている様子が伺えます。
