国民生活センター公表:子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面にご注意
国民生活センターは、2024年3月13日、子どもが無断でオンラインゲームに課金したという保護者からの相談が各地の消費生活センターに多数寄せられていることを公表し、注意を促しました(報道発表資料は、≪コチラ≫をクリックしてください。)。
小中高生によるオンラインゲームに関する2022年度の全国の相談件数は4024件で、契約金額の平均は約33万円でした。小学生の相談が1988件で、半数ちかくを占めました。100万円以上の相談が6.5%ありました。相談件数は2018年度の1995件から倍増しており、クレジットカード情報が登録された保護者のスマホやタブレット端末で勝手に決済したとの相談が目立つといいます。
保護者がどのような点に気をつければよいか、下記のような注意点をあげています。なお、未成年者が保護者の同意なくして契約・課金した場合には、その契約・課金を取り消すことができます。取消によって契約・課金は白紙に戻ります。しかし、子どもが保護者のアカウントでログインしたスマホで契約・課金したときは、アカウントの権利者である保護者が契約・課金を行ったとみなされる場合があります。また、状況しだいでは保護者の事前の同意があったとして取消ができないことも考えられます。
- 保護者のスマホで遊ばせる場合は、保護者のアカウントは必ずログオフしましょう。
- 保護者の古いスマホや子ども専用のスマホで遊ばせる場合は、子ども専用のアカウントを作成し、「ペアレンタルコントロール」機能を利用して保護者が管理しましょう。
- 決済時の承認(パスワード、指紋認証、顔認証など)を設定しましょう。
- 携帯電話料金に合算される「キャリア決済」の上限額を低く設定しましょう。
- 決済完了メールや明細をこまめに確認しましょう。
- 課金のルールやスマホの利用について、子どもと一緒に考えて対策しましょう。
- 取消をするときやトラブルになったときは、最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。