これは役立つ!総務省の「インターネットトラブル事例集(2025年版)」
子どもがインターネットでトラブルに巻き込まれる事例が増えています。総務省は、インターネットに関する子どものトラブルを踏まえ、事例紹介や予防法のポイントをまとめた「インターネットトラブル事例集」を2009年から毎年公表してきました。総務省は、2025年4月14日、最新のトラブルを元にして「インターネットトラブル事例集(2025年版)」を公表しました。本事例集では、ニュースで大きく取り上げられている「オンラインカジノ」の解説を掲載しました。子どもがオンラインカジノでの賭博の違法性を認識することなく、利用してしまうことがないよう、注意喚起しています。その他に「闇バイト」や「偽・誤情報」などの最新のトラブル事例、被害状況のデータ、解決に向けたヒントを、子ども向けに分かりやすくマンガで解説しました。学校の授業で活用できるよう、教職員用の補助教材も準備しました。各方面での活用が期待されます(事例集の入口のページは≪コチラ≫です。)。2事例を取りあげてみます。本物はマンガです。わかりやすいです。
【脅迫めいた投稿は悪意がなくてもダメ!】中学2年のA君は、あるとき何気なく、SNSに「2年2組の〇〇を帰り道に待ち伏せしてぶっ飛ばす!」と書き込みました。その時は、書き込んですっきりしたのですが。数日後、警察がA君の自宅へ来ました。警察いわく「通報を受けて調査したところ、あなたのアカウントが特定されましてね」・・・・たとえ冗談だとしても、誰かを脅したり、世間を騒がせたりする投稿はご法度です!犯罪になってしまうこともあります。いったんSNSなどから距離をとり、感情に任せて書き込みをしないことが大切です!腹が立つことがあったら落ち着くために6秒数えたり、深呼吸するのもおすすめです。
【入力した個人情報が目的外に利用されて】B子さんは、スマホの性格診断をしました。さてさて、入力項目は?「名前、生年月日、住んでいる地域、メールアドレス、得意分野などなど」すると、数日後から、見知らぬ広告メールが大量に送りつけられてきました。性格診断で入力した情報が知らないところで悪用されていたのです。・・・・アプリで個人情報を入力すると大量の広告メールが届くようになることがあるんですね。実は、利用規約にはそういったことがあると書かれていたりします。知らずに登録してしまうと身に覚えのないメールに悩まされてしまいますよ。中には、利用規約のないものもあるから、情報を入力する際には注意しましょう!