こども家庭庁は、「令和5年乳幼児身体発育調査」の調査結果を公表しました

こども家庭庁は、2024年12月25日、「令和5年乳幼児身体発育調査」の調査結果を公表しました。調査の目的は「全国的に乳幼児の身体発育の状態やその関連項目を調査し、我が国の乳幼児の身体発育値を定めて、乳幼児保健指導の改善に資することを目的とした。」とあります。調査は、2023年9月1日~30日までの期間に実施されました。調査のルートには、一般の乳幼児を対象とした一般調査と、病院経由で行った病院調査が含まれています。下の表は、「調査結果の概要」から抜粋しました。内容を変更しない範囲で一部の字句を修正しております(「調査結果の概要」は≪コチラ≫です。)。

乳幼児の身体発育に関する状況
・乳幼児の体重、身長及び頭囲の平均値について、前回の2010年調査と比較したところ、大きな変化はない。 ・出生時体重については、低出生体重児(2,500g未満)の割合については、一般調査及び病院調査による男女総数で9.6%である。
運動機能
・「首のすわり」は、生後4~5か月未満の乳児の90%以上でできると回答。
・「ねがえり」は、生後6~7か月未満の乳児の90%以上でできると回答。
・「ひとりすわり」は、生後9~10か月未満の乳児の90%以上でできると回答。
・「はいはい」は、生後10~11か月未満の乳児の90%以上でできると回答。
・「つかまり立ち」は、生後11~12か月未満の乳児の90%以上でできると回答。
・「ひとり歩き」は、生後1年4~5か月未満の幼児の90%以上でできると回答。
言語機能
・乳幼児の言語機能については、表10及び図11に一語以上の言葉を話すと回答した割合を示している
・生後1年6~7か月未満の乳幼児の90%以上が一語以上の言葉を話すと回答。
・2010年に比べて、特に生後1年前後の乳幼児で一語以上の言葉を話すと回答した割合は低くなっている。

(出典 こども家庭庁「調査結果の概要」 17ページ)