厚労省・警察庁公表:子どもの自殺について

厚労省と警察庁は、2023年3月14日、2022年中の日本における自殺の状況(確定値)を公表しました。

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R05/R4jisatsunojoukyou.pdf

その中に小中高生の自殺者数が取り上げられています。2022年における小中高生の自殺者の総数は514人で、1980年に統計を開始してから初めて500人を超え、過去最多となりました。内訳は小学生17人、中学生143人、高校生354人です。小中高生の自殺者数は2020年の499人が過去最多でしたが、これを超えてしまいました。動機・原因別で見ますと、健康問題、学業不振や進路の悩み、学友との不和、親子関係の不和が目だちました。子どもが自ら死を選んで命を絶つということはあってはならない悲しい出来事であり、子どもの自殺を防ぐために私たちは最善を尽くす必要があります。

子ども向けの相談窓口には、チャイルドラインの電話相談窓口(0120‐99‐7777)、文科省による24時間子供SOSダイヤル(0120‐0‐78310)、法務省による子どもの人権110番(0120‐007‐110)等があります。