長野県公表:長野県の2022年度の児童虐待相談対応件数は2697件

長野県は、2023年7月3日、2022年4月1日~2023年3月31日にかけての県内5か所の児童相談所の児童虐待相談対応状況を公表しました。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kodomo-katei/happyou/documents/20230709press2.pdf

2022年度の児童虐待対応件数は2697件でした。虐待の種別は、心理的虐待1649件、身体的虐待582件、ネグレクト438件、性的虐待28件となっています。心理的虐待が多い理由としては、子どもの目の前で配偶者らに対して暴力暴言が行われる事案(いわゆる、面前DV)について、警察から児相への通告が多いことが挙げられています。

2021年度の県内の児童虐待相談対応件数は2651件で、その前年度の2825件に比べて174件・約8ポイントの減少となっていました。その減少の理由は明らかではなく、その後の動向を見守る必要があるとされていました。ところが、2022年度の件数は2697件で再び増加に転じました。ですから、楽観することは禁物で、引き続き児童虐待には厳しい目で見なければなりません。